本音で生きる(堀江貴文)

本音で生きるための前提として堀江氏は、

「一つの関係に依存しないこと」を挙げている。

互いに尽くす関係はいいけど、拠りかかる距離感になってしまってはいけない。

一つの関係への依存は現状維持への未練を助長し、

時間を有益に使うことや、

自分にとってのベストを選択する妨げとなる。

 

本音で生きるための3つのポイント

①言い訳をしないこと

②バランスをとろうとしないこと

③「プライド」や「自尊心」を捨てること

 

人が行う言い訳に関して堀江氏は

アドラー心理学と関連付けて述べている。

何かをするのに言い訳をする人間は、

本当はその何かをしたくないだけだということ。

目的があるのなら、まずやってみる。

そしてそこで生じた問題は一つ一つ解決していけばいい。

「とりあえずやってみる」ことが大切である。

 

バランスをとろうとするとすべてが中途半端になる。

時間は限られているのだから、

自分がどうしてもやりたいことがあったときには、

ほかのことを犠牲にしてでもやってみるべきである。

人間関係においても、

バランスをとろうとする考えは、

バランスがとれているか周囲の人間の顔色を伺い、

ゼロかイチかというモノクロな考えをもたらす。

 

3つのポイントにおいて、

堀江氏はプライドを持たないことは

作業の効率化と人間関係の改善につながると述べている。

「自分がバカであると知っていること」は、

自分に知識がないことは他人にアウトソーシングできるし、

そのような人間のほうが周囲から好かれる。

特に年を重ねると、プライドが異様に高い人と、

プライドがない人とに二極化する。

 

その他に、

日常生活から作業を極限まで効率化すること

人間関係の新陳代謝を図ること

などを述べている。