2月19日(木)

今日は何もすることがなかった。

夕方から英語を教える予定だったけど、

明日に変更してもらった。

 

学生でいられるのもあと少し。

このまま社会人になって大丈夫かなあ。

どうすれば社会人としてうまくやっていけるか。

どうすれば優秀になれるのか。

普通のサラリーマンでは終わりたくない。

 

ずっとそういうことばかり考えてます。

世界を操るグローバリズムの洗脳を解く(馬渕睦夫)

いかに小学生のころから学んできた歴史というものが、

一辺倒な見方であり、印象操作されたものであるかということがわかった。

 

本書では、歴史を金融の点からひも解く。

一般的には知られていない事実の公開も随所でされていて、

それぞれの信ぴょう性に関しては議論の余地があるものの、

非常に説得力のある内容となっている。

 

歴史的に重要な出来事の多く、

特に戦争が起こる裏側にはたいていの場合、

金が関与している。

 

それらは古くからユダヤ系の思想によって支配されてきた。

例えば、戦争が起こって利益を受けるのは誰なのか。

軍事産業であり、そのような大きな金の流れには必ずユダヤ人が関係している。

米英戦争や世界大戦、冷戦でさえもそれによって利益を受ける人々の

意図によって支配されてきた。

 

現在の世界は、グローバリズムという名の

世界市場を実現しようとする動きが起こっている。

その中で世界金融主義対愛国主義

つまり、グローバリズムナショナリズムとなっている。

 

日本には、昔から他の文化と共存する力が備わっている。

海外の文化を日本風に変え、共存させる力だ。

 

現在、ナショナリズムを擁する国は

日本とロシアだけといわれている。

B層の研究(適菜収)

B層とは比較的IQが低く、大衆文化を迎合しやすいという特徴を持つ。

例えば、小泉純一郎の支持者であること、

ネットの情報に流されやすいこと、

未来信仰を持っていること、

などが挙げられる。

 

作者の特徴として、

歴史的事実に問題を当てはめる傾向があるが、

過去は必ずしも繰り返されるのだろうか。

過去がこうだから、未来もこうなる、というような

論理展開が随所に見られ、納得できない部分も多かった。

 

また、原口批判では人相を持ち出し、

漫画で悪役の人相が悪いように、

人間性は見た目である程度判断できる、

また、長い歴史の中で人間はそういう判断能力を

兼ねそろえているという主張も疑わしい。

 

この人は、自分が普通であることを

受け入れることができない人間なのではないだろうか。

 

ただし、素人がプロの世界に簡単に手を出すべきではないという

部分には多少共感できることもあった。

また、政治は議会主義であり、民主主義ではない。

国民は素人である。

政治家は国民を導く存在であるべきなのだ。

 

 

 

これからの「正義」の話をしよう(マイケル サンデル)

正義の議論に関して、

古代哲学は美徳の定義を出発点としているのに対し、

近現代哲学は自由を始まりと設定している。

そして現代において対象となっているものとは、

美徳」とは何かということである。

 

正義に対する3つのアプローチがある。

1つ目に福祉の最大化という考え方である。個人の損得よりもそれが全体に利益をもたらすのかという考え方に基づいている。代表的な提唱者に、ベンサムやミルがいる。

2つ目が、個人の権利を尊重するという考えに基づいた「自由主義」的な考え方である。カントやロールズによって支持された考え方である。

最後が、「美徳」に関する議論であり、「美徳とは何か」が彼らの関心の的となっている。

 

功利主義の欠点①‐個人の権利の無視

古代のコロッセウムが良い例である。

猛獣が放たれた闘技場に人間が放たれ、多くの観客がそれを見て興奮する。

全体的な利益はプラスでも、「正しさ」の面からいえば、疑わしい。

 

功利主義の欠点②‐価値の単一化

個人を犠牲にして手に入れようとしている価値が、

すべての人に合致する価値観であるとは限らない。

結局功利主義は独善的な結果を招く可能性がある。

 

自由主義への反論

自由主義が掲げる人間の責務は2つある。

1つ目は自然の責務であり、他人を傷つけないなどが相当する。

2つ目は合意に基づく責務である。

この2つの責務に関して欠落しているのは、

これでは国や公共機関に対する責務が抜けているという点である。

ここで追加されるのが連帯の責務であり、物語論的解釈に基づいている。

 

上記の2つのアプローチに対して、

サンデルが適切だと考えるものが、「美徳」に基づく考え方である。

それらは、宗教や個人的信条から政治や問題を切り離すことは不可能であると考えており、それらを包括したものであるべきだというものである。

ただし、彼は現在までに様々な人達が中立であることを試みてきたが、失敗に終わっていることを挙げ、逆にリンカーンキング牧師などの歴史的に称賛に値するとみられている人物というのは、彼らが持つ、宗教的観点が多大な彼らの思想に多大な影響を与えてきていることに言及している。

 

 

 

キーワード

正義への3つのアプローチ

福祉

自由

美徳

本音で生きる(堀江貴文)

本音で生きるための前提として堀江氏は、

「一つの関係に依存しないこと」を挙げている。

互いに尽くす関係はいいけど、拠りかかる距離感になってしまってはいけない。

一つの関係への依存は現状維持への未練を助長し、

時間を有益に使うことや、

自分にとってのベストを選択する妨げとなる。

 

本音で生きるための3つのポイント

①言い訳をしないこと

②バランスをとろうとしないこと

③「プライド」や「自尊心」を捨てること

 

人が行う言い訳に関して堀江氏は

アドラー心理学と関連付けて述べている。

何かをするのに言い訳をする人間は、

本当はその何かをしたくないだけだということ。

目的があるのなら、まずやってみる。

そしてそこで生じた問題は一つ一つ解決していけばいい。

「とりあえずやってみる」ことが大切である。

 

バランスをとろうとするとすべてが中途半端になる。

時間は限られているのだから、

自分がどうしてもやりたいことがあったときには、

ほかのことを犠牲にしてでもやってみるべきである。

人間関係においても、

バランスをとろうとする考えは、

バランスがとれているか周囲の人間の顔色を伺い、

ゼロかイチかというモノクロな考えをもたらす。

 

3つのポイントにおいて、

堀江氏はプライドを持たないことは

作業の効率化と人間関係の改善につながると述べている。

「自分がバカであると知っていること」は、

自分に知識がないことは他人にアウトソーシングできるし、

そのような人間のほうが周囲から好かれる。

特に年を重ねると、プライドが異様に高い人と、

プライドがない人とに二極化する。

 

その他に、

日常生活から作業を極限まで効率化すること

人間関係の新陳代謝を図ること

などを述べている。

アドラー心理学入門(岸見一郎)

アドラー心理学では、過去に「なぜ」を求めるのではなく、目標を設定しそれを追及する。つまり、「どこから」ではなく、「どこへ」を考えるということ。「なぜ」という問いは、心理学者でも答えることが難しく、将来への解決策を提示しない、時間の無駄である。

 

教育では、評価しない、という姿勢が大切である。それには、縦ではなく、横の関係を構築することが重要である。

子供とは、闘争をするもので、そういった子供たちには、「普通である勇気」を教えてあげることが必要である。そのために、自分の理想からの引き算をやめ、子供の存在そのものに感謝できるように考える。そうすることで、子供を他者と比較することなく、ありのままに受け入れることができる。

 

☆課題の分離

何か課題があるときには、その課題が誰のものであるのかということを明確にする。

他人の課題には他人の責任があるもので、自分が無理に介入しようという態度は、他者の結果に対して無責任な態度を育ててしまうかもしれない。

 

人の人生というのは、自分の置かれている環境や経験が決定づけるものではない。

人はそういったものから、自分でその意味を決定づけている。

 

ソクラテスは、獄中で座って死刑を待つ際、なぜ自分が獄中に座っているのかということの理由として、関節、骨、肉があるから座っていられるというような「身体的な理由」は「副原因」に過ぎないと言っている。「真の原因」とは、自分がアテナイ人に有罪判決を下され、それに従うのが善であると考えている、ということである。

アリステレスはさらに4つの理由に分けており、それを彫刻に例えている。まず大理石などの素材などがなければできない。それらは「素材因」、それを形作る彫刻家は「作用因」、モデルとなるイメージや物体を「形相因」、そして最後に、なぜ彫刻を作るのかという「目的因」がある。そしてソクラテスのいう「真の原因」とは、アリストテレスの「目的因」に相当する。

人の人生において、決定づけというのはこの「目的因」が行うということ。影響を与えうるものはあくまで「副原因」に過ぎない。

 

☆昨日と今日の自分を切り離す

働く中で会いたくもない人がいても、

朝になったら昨日までの出来事が水に流す。

これは「会議を制す心理学」の内容とも被る点がある。

過去に引きづられないこと。

過去の自分に今日以降の自分を決定付けさせないこと。

過去を今にどう影響させるかというのは、

自分で決めることができる。

 

楽観主義でいること。

常に目的に対して自分のベストを尽くすこと。

 

 

キーワード

目的論

真の原因

人生の嘘

仮想

楽観主義

楽天主義

悲観主義

会議を制する心理学(岡本浩一)

属人主義への批判は役に立つことが多かった。

属人主義とは人に流されやすく、B層と共通する点が多い。

 

そして、圧力に負けないことが大切である。

属人主義で判断を下すと、冷静な判断ができずに、結果として大きな損害を被ることになる。

 

会議では、同調の心理を理解し、自分の立場では無力なことも多くあるが、

少なくとも意識すべきことは、

①議長が公平な態度で臨めていること、

②属事主義を貫くこと

 

自分が気を付けたいこととして、

①日本人同士の会議では、言葉遣いに気を付けること、

②批判的や直接的な態度にならないこと。

 

関心を持ったワード

B層

属人主義

属事主義